1万円台TWSイヤホンの頂点に立ちそうなMEMSドライバー搭載イヤホン登場 |SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ レビュー

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SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ ワイヤレスイヤホン レビュー MEMSドライバー

こんにちは、NFR(@NFRlog)です。

様々なワイヤレスイヤホンを販売しているおなじみSOUNDPEATSから新たなイヤホンが登場しました。

今回のはただの新製品ではなく、ワイヤレスイヤホン界隈のゲームチェンジャーになるであろう最新のMEMSドライバーを搭載しているやべぇモデルです。

MEMSドライバーは一部の高価格帯製品で使われるようになり始めたのですが、それをSOUNDPEATSイヤホンにも搭載しちゃった結果、

手の届く価格ながら今までにない音楽体験ができるトンデモイヤホンが出来上がっちゃいました。

今回はそんなSOUNDPEATS Capsule3 Pro+をレビューしていきます。

正直本当に1万円台ワイヤレスイヤホンの中でトップに君臨しそうな勢いを感じてます。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ はこんな人におすすめ

  • 最新のMEMSドライバーを体験したい人
  • 高解像度でクリアなサウンドを求めている人
  • 1万円程度で聴きごたえのあるイヤホンを探している人

この記事ではSOUNDPEATS様に製品を提供いただいてレビューしております。
が、メーカー様に遠慮せず、好き勝手レビューしていきます。

目次

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ 概要

形式カナル型
サイズ本体:50.07×67.31×25.9mm
単体:33.57×21.53×25.61mm
重さ本体:48g
単体:5g
ドライバーMEMSドライバー「Cowell」
12mmダイナミックドライバー
再生周波数帯域20Hz-40KHz
対応コーデックAAC、SBC、LDAC
BluetoothバージョンBluetooth5.3
搭載機能Adaptive ANC(最大-45dB低減)
通話用(ENC)ノイズキャンセリング
マルチポイント接続※
風ノイズ低減
ゲームモード(70ms 低遅延)
最大持続時間本体込:43時間
イヤホン単体:6.5時間
※60%音量の場合
充電時間本体:2時間
単体:1.5時間
※マルチポイント接続時はLDAC非対応

パッケージ&付属品

外箱はこんな感じ。Opera05やAir4 Proと比べるとシンプルですね。

個人的にグッと来たのがこの化粧箱。

なんでかテンションの上がるパカッとするタイプです。高級感出るよね。

付属品は以下の通り。本体以外は箱に入ってます。

付属品
  • Capsule3 Pro+本体
  • 充電ケーブル(USB AtoC)
  • ユーザーガイド
  • シール
  • イヤーピース(S,M,L)
    ※Mサイズは本体に装着済み

ユーザーガイドにはタッチコントロール方法などが記載されています。もちろん日本語付き。

今まで購入した製品には付いていなかったステッカーも。

このパンダっぽいキャラクターはPEATS(ピーツ)くんと言う名前らしいです。SOUNDPEATSサウンドデザイナー最高責任者なんだとか。

外観

本体のデザインはよくあるタイプですね。

充電用ポートペアリング用ボタンはケースの底面にあります。

ケースはパカッと開けるタイプで、前モデルのCapsule3 ProやAir4 Proと同じ形式ですね。

本体の前面にはバッテリー表示用のライトも付いています。
ここら辺もおなじみのやつだと思うので使い勝手は良いと思います。

こういったタイプはイヤホンの頭部分をつまんでケースから取り出す必要がありますが、

ちょっと滑りやすいので落とさないように注意。

以前レビューしたAir4 Proと比較するとこんな感じ。

全体的な大きさはCapsule3 Pro+の方が大きいですが、雰囲気としてはほぼ一緒です。

左:Capsule3 Pro+ 右:Air4 Pro

シェル部分もCapsule3 Pro+の方が大きめで、装着感がそこそこありました。

ただ、長時間付けていても耳が痛くなることは無いので慣れれば気にならないレベルですね。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の要チェックポイント

MEMSドライバー&12mmダイナミックドライバー搭載

最大の注目ポイントはやはりMEMSドライバー&12mmダイナミックドライバーという構成ではないでしょうか。

ダイナミックドライバーは聞いたことある人が多いと思いますが、MEMSドライバーは聞き馴染みのない人が多いのではないでしょうか。

MEMSドライバーは新しいドライバーの方式で、

ざっくりに言えば高音域の広がりが良く歪みの少ない音を鳴らしてくれるドライバーです。

歪みは余計な雑味と認識してもらってよいと思いますが、雑味の少ないサウンド=めっちゃやべぇ高音質って感じです。

MEMSドライバーは専門的な話が多くなるので沼にハマってる人は各自調べてみてください。

そこに合わさるのが大口径12mmダイナミックドライバーなわけで、これら2つが組み合わさる事で高音域、中音低音域全て聴きごたえのある音楽体験が実現できるわけですね。

MEMSドライバーによりワイヤレスイヤホンも新時代に突入したと思ってます。

XAA-2000 Aptosパワーアンプチップ搭載

MEMSドライバーを使うにはパワーアンプチップと呼ばれるチップが必要になるのですが、

そのチップもXAA-2000 Aptosという最先端の製品が使われています。

「すげぇ最新の車に超最先端のカーナビが付いてる」とか、「最高のCPUと最強のメモリを積んだPC」とかそんな感じにイメージすればいいかも。

とにかく、この最先端のXAA-2000 AptosによりMEMSドライバーの性能も最大限発揮できるわけですよ。

最大45dB低減のノイズキャンセリング機能

もちろんAdaptive ANC(アクティブノイズキャンセリング)も搭載。

Capsule3 Pro+最大45dbのノイズ低減効果があります。

前モデルのCapsule3 Proは最大43db低減だったので進化しているポイントですね。

騒音が45db低減されるとどれくらいになるのかのイメージですが、
地下鉄や電車の車内が約80db、45db低減すると35dbになりますね。

35dbというと図書館や深夜の街中などと同じレベルです。めっちゃ静か。

バッテリー性能も良好

バッテリー性能も良好で、イヤホン単体でも約6.5時間、ケースで充電しつつ使えば最大43時間使用可能です。

前モデルのCapsule3 Proはケース充電込みで52時間使用可能なので、バッテリー性能は落ちてはいますが正直ここまで長持ちしてくれれば言うこと無いです。

1日8時間使ってたとしても5日以上使えるわけですから、定期的に忘れず充電すれば無問題。

聴いてみた感想

雑味がほとんどないスムーズな音質

これがMEMSドライバーか!とゾクゾクするくらいハイクオリティなサウンドでした。

高音質なのはもちろんですが、余計なノイズ、歪みがとても少なくナチュラルでクリアな音質に仕上がっています。

高音の抜けも良く1音1音がシャープで解像度は高め

そのため音が刺さる事が無く、長時間聴いていても聴き疲れしにくい印象を受けました。

これで13,880円は凄い。MEMSドライバーすげぇ。

そしてもちろんLDACコーデックにも対応しています。

今までにない引き締まった重低音

大口径な12mmダイナミックドライバーを搭載しているだけあり、低音の気持ち良さは半端ないですね。

音自体はシャープなため、太さや迫力はそこまでありませんがギュッと引き締まった音を鳴らしてくれます。

低音域を強調しているイヤホンは若干ぼわっとして音の輪郭があやふやになりがちでしたが、

Capsule3 Pro+力強くくっきりとした輪郭を感じられます。

音の分離感も申し分なく、しっかりと脳を揺さぶってくれます。

正直この低音はめっちゃ好きです。今まで使ってきたイヤホンの中で間違いなくトップクラス。

ベースやドラムが前面に出てくるようなロック、メタルをよく聴く人はぜひ使って欲しいイヤホンです。

専用アプリPeatsAudioを使えばイコライザー設定も可能。

プリセットは9種類、アプリ側で自動調整してくれる適応型EQカスタマイズも可能なのでより自分に合った試聴環境が手に入りそうです。

ちなみにこのアプリ、以前の専用アプリよりも操作性が向上しているように感じました。
イコライザー設定もやりやすくなってます。

SOUNDPEATS Opera05との比較

SOUNDPEATSの旗艦モデルかつ僕のお気に入りOpera05と聴き比べてみました。

正直キラキラした派手さで言えばOpera05の方が上だと思います。

ただ、1音1音の音質や低音の締まりに関してはCapsule3 Pro+の圧勝ですね。

余計な着色をせずにまっすぐ鳴らしてくれている感じがしました。

価格帯はどちらも同じなので、キラキラした派手な音が好きならOpera05,

クリアで芯の詰まった音が良いならCapsule3 Pro+がおすすめです。

ノイズキャンセリング & 外音取り込み

ANC&外音取り込み機能はどちらも良好でした。

ANCモード嫌な圧迫感などが無く、電車内でもスッと静かな空間になります。

曲を流していないと高めの音は聞こえてきますが、ガタゴト音や空調の音などの低音は全く気にならなかったです。

曲を聴いていると、爆音にしなくても周りの雑音は全く耳に入ってこなくなりました。

ただ本当に周りの音が分からなくなるので、周囲の状況には十分気を付けてください。
ANCモードにして道歩いてたら下手すりゃ轢かれます。

外出先でも快適に使えるクオリティ

一方の外音取り込みモードは耳に刺さる感じはなく、電車のアナウンスもしっかり聴こえるので実用的です。

数世代前のイヤホンに付いている外音取り込みモードとは結構変わってて、快適になった印象を受けました。

ですが、人の声は聞こえやすくなるものの、電車の空調のノイズなども結構聞こえてしまったので、
あくまでも一時的に外音取り込みモードに切り替える程度の使い方が良いと思います。

残念だったポイント

着脱検知機能/ワイヤレス充電機能は非搭載

僕は仕事中もイヤホンしてる人間で、会話するときなどちょっとしたタイミングでイヤホンを外すことが多いため、
着脱検知機能が無いのはちょっと残念なポイントです。

また、SOUNDPEATSイヤホンは大体そうですが、こちらも例にもれずワイヤレス充電非対応です。

ワイヤレス充電可能なら気軽に充電できるため、気づいたらバッテリー無くなってた問題が解決するので今後ぜひとも対応してほしいところ。

ケースに皮脂汚れが付きやすい

Capsule3 Pro+のケースは皮脂汚れが付きやすいように感じました。

写真だと分かりづらいけど、肉眼だと結構気になる

表面はサラサラなのですが柔らかい触り心地なので汚れを吸着しやすいのだと思います。

ケースが汚れるくらい別に問題ないのですが、ふとケースを見た時に汚いとちょっと嫌ですね。

ケースはOpera05のような質感だと汚れも付きにくくて良いのかと思います。

まとめ 旗艦モデル『Opera05』を超えたワイヤレスイヤホン

MEMSドライバー×大口径ダイナミックドライバーの凄まじさを実感しました。

高解像度でクリアな高音中音域、ぼやけずずっしりとした低音域どれも素晴らしく、聴いていて楽しいイヤホンでした。

今までの1万円台ワイヤレスイヤホンとは一線を画すクオリティで、新定番というかもうみんな悩んだらこれ買っとけ!レベルですね。

今までにない新しい音楽体験をしてみたい人は、チェックしてみてはいかがでしょうか?

以上、NFR(@NFRlog)でした。

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この記事を書いた人

本業はWEBエンジニア
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