8,000円とは思えない高クオリティなハイコスパイヤホン｜SOUNDPEATS Air4 Proレビュー

こんにちは、NFR(@NFRlog)です。

僕が絶賛愛用中のOpera05を生み出したSOUNDPEATSが新しいハイコスパイヤホンを発売しました。

13mmダイナミックドライバーから生み出される厚みあるサウンド、マルチポイント接続や装着検出機能などの便利機能が多数搭載されているのに1万円以下。いやいや、9千円以下。

こいつをハイコスパ機と呼ばずして何と呼ぶ。

Air4 Pro

今回はそんなAir4 ProをAir 4やAir4 Liteとの性能比較や愛用中のOpera05との音質比較などレビューしていこうと思います。

この記事ではSOUNDPEATS様に製品を提供いただいてレビューしております。
が、メーカー様に遠慮せず、好き勝手レビューしていきます。

SOUNDPEATS Air4 Pro 概要

スペック

サイズ	34.4 x 24 x 20.7mm(イヤホン) 64 x 24.2 x 48.3mm(ケース)
重さ	3g (イヤホン片耳) 36g(ケース込)
搭載ドライバーサイズ	13mmダイナミックドライバー
再生時間	約6.5時間(イヤホン単体) 約26時間(ケース込)
対応コーデック	aptX Lossless/aptX adaptive/aptX/AAC/SBC
Bluetooth	Bluetooth5.3
特徴	マルチポイント接続 装着検出機能 風切り音低減 ANC機能＆CVCノイズキャンセリング機能 88msの低遅延ゲームモード搭載

Snapdragon Sound対応なのでaptX LosslessやaptX adaptiveなど、低遅延、高音質な音楽体験が可能になっています。

Snapdragon Soundってなんだ？って人に超シンプルに分かりやすく説明すると、
マジヤバい最高峰の技術を集めたコーデック って感じです。ワイヤレスイヤホンで最高の音楽を聴きたいならマストでしょ！っていうプラットフォーム。

Air4/Air4 Liteとの比較

	Air4 Pro	Air4	Air4 Lite
形状	カナル型	インナーイヤー型	インナーイヤー型
Adaptive ANC	対応	対応	非対応
aptX Voice	対応	非対応	非対応
マルチポイント接続	対応	対応	対応
装着検出機能	対応	非対応	非対応
風切り音低減	対応	非対応	非対応
ゲームモード	対応	対応	対応
防水性能	IPX4	IPX4	IPX4

Air4やAir4 Liteとの比較表はこんな感じ。

aptX Voiceや装着検出機能、風切り音低減機能はAir4 Proだけに搭載されていますね。

また、Air4 Proのみカナル型なので、音漏れや装着感を気にする人はAir4 Proを選ぶと良いと思います。

いや、インナーイヤー型が好きな人以外Air4 Proでいいんじゃないかな！という印象。

外観

付属品はAir4 Pro本体、充電用USB-C to Aケーブル、イヤーチップ、説明書×2です。

説明書はもちろん日本語でも記載されています。

イヤーチップは3種類(S,M,L)で、Mサイズは最初からイヤホンに付いています。

ケースは結構薄めで、ちょっとサラサラ系の質感です。Opera05のケースと近い触り心地。

ケース正面には充電残量を表すランプ、底面には充電用ポートとペアリング用のスイッチがあります。

イヤホンは縦向きに格納されているので取り出す時はつまみ上げる必要があるのでちょっと取りにくいかも。

その分ケースが薄型になっているのでトレードオフって感じですね。

イヤホンはタッチセンサー部分にSOUNDPEATSのロゴが書かれていていい感じ。

今まで使ってきたイヤホンと比べるとちょっと小さめな印象を受けました。

便利機能てんこもり

SOUNDPEATS Air4 Proは8,000円という価格帯ながら便利機能盛りだくさん。

コスパ最強という言葉が相応しいですね。

個人的には自動装着検出機能が付いている点はかなり高評価です。

ちょっとだけイヤホンを外すタイミングで再生デバイス側を操作しないといけないのはちょっと面倒なので、

イヤホンを外すだけで自動停止、自動再生されるのはとてもありがたいです。

装着感

外出時に使っているうどん型のイヤホンと比べて本体サイズは小さめなのでかなり付けやすく、長時間付けていても違和感を感じません。

重さも3gとかなり軽め。昔使っていたイヤホンだと耳が痛くなったりもしましたがコイツは耳に優しい奴です。

あと、サイズが小さめなので付けていても目立ちにくいです。

Opera05なんかはボコォって耳から飛び出してて外で付けるのちょっと恥ずかしいレベルなので目立ちにくいのは良い事です。

聴いてみた感想

ベースライン～ボーカルまでの音の厚みを感じる

13mmダイナミックドライバーを搭載しているだけあり、しっかりした音の厚みを感じました。流石SOUNDPEATS！

ボーカルも聴き取りやすく、裏で鳴っているストリングス系もしっかり耳に届きます。

もちろんギターやベースの厚みもしっかりあるので聴いていて気持ち良いですね。

弱めのドンシャリ系

重低音や高音はそこまで強くないので、弱ドンシャリサウンドって感じです。

ズンズンと脳に響くような迫力や、シンバル系の派手な音は控えめですが、

その分万人向けといったイメージです。

もっとドンシャリサウンドにしたいならアプリでイコライザーを設定しよう！

曲のジャンルにかかわらず自然に聴ける

全体のまとまりが良く、激しすぎない弱ドンシャリサウンドなのでどんなジャンルでもいい感じ。

ドンシャリサウンドは聴き疲れしちゃうから苦手って人にもオススメです。

Opera05との比較

以前レビューし、現在も愛用中のOpera05ですが、Air4 Proの後に聴いてみるとめっちゃ派手で煌めいてる感じでした。

Opera05の方がしっかりとしたドンシャリサウンドで派手。マジで派手。超好き。

ダイナミックドライバーはAir4 Proの方が大きいですが、Opera05はBA型ドライバーを2基積んでいるのでキラキラした派手さがあるように感じます。

Air4 ProはOpera05より柔らかく暖かい感じですね。

派手さは少ないけどしっかり聴かせてくれる万人受けするイメージ。

ノイキャン & 外音取り込み

通勤中の電車内や屋外でノイキャンや外音取り込みモードを使ってみました。

ノイキャンに関しては特有の耳がこもった感じが少しあり、個人的にずっとノイキャンで使い続けるのはしんどいレベルでした。

しかし、ノイキャンの性能に関してはまぁ許容範囲内かなと思います。

電車のガタゴトした音やモーター音など低音は低減されていますし、空調など中音～高音辺りのノイズも音楽を流していればあまり気になりませんでした。

が、あくまでも音楽を流している時は気にならないだけで、無音の状態でノイキャンだけ使うと中音～高音辺りのノイズが気になりました。

強めのノイキャンなんかだとスッと静寂に包まれるのですが、SOUNDPEATS Air4 Proは近くも無ければ遠くもない位置にノイズの気配を感じます。

外音取り込みに関してはキンキンした感じも無く電車内のアナウンスなど自然に聞けたので申し分なし。

気になったポイント

ワイヤレス充電非対応

これがすっごく惜しいと思ったポイント。

マルチポイント接続可能だし、個人的にめっちゃ嬉しい装着検出機能もあるし、

だけど、ワイヤレス充電はできない…

できるだけデスク上にケーブル類を置きたくない人間なのでワイヤレス充電に対応していたら本当に文句なしでした。

もうちょい値段上がったとしてもワイヤレス充電対応だったら嬉しかった人多いんじゃないかなと思います。

ノイキャンのレベルはちょっと不満

先ほども書いたようにノイキャンの性能は、音楽を流していれば許容範囲内ですが、

最大45dBのノイズ低減しているかと言われると…微妙なところでした。

無音空間が欲しい！ という人には向いてないかも。

嫁ちゃんに聴かせてみた

もはやおなじみになった嫁ちゃんインタビューコーナー。

今回はかなり気に入ったようです。

以上、嫁ちゃんありがとうございました。落ち着いてください。

こうやって文字で書くとギャグ感ありますが、本当に気に入ったみたいでした。

嫁ちゃん自身、強めのドンシャリサウンドは疲れちゃうから好きじゃないと言っていたので、

同じような人にもかなりおすすめできるイヤホンだと思います。

まとめ

ワイヤレスイヤホン初めて？色々機能付いててコスパ良いやつ？ならAir4 Proを買え！

と、言えるようなハイコスパかつ満足できる音質のイヤホンでした。

弱ドンシャリ系だけどそれぞれの音が分離して綺麗に聴こえる厚みのあるサウンドは万人受けするでしょうし、

あったらいいなを詰め込んだ多機能性なのにアンダー1万円。

ワイヤレス充電に対応していないのはかなり残念ですが、今後ワイヤレス充電にも対応したAir4 Proの究極進化版が出てくれることを願ってます。

イヤホン選びで失敗したくないならSOUNDPEATS Air4 Proをチェックしてみてはいかがでしょうか？

以上、NFR(@NFRlog)でした。