ノイズキャンセリング機能付きだけどちょっと惜しい入門用コンデンサーマイク|Maono DGM20S レビュー

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こんにちは、NFR(@NFRlog)です。

今回は、WEB会議やボイスチャットにも使えるけど、めちゃくちゃ配信映えするマイクの紹介です。

このゲーミングマイクとも言えるMaono DGM20Sは配信を始めたい人に最適なマイクブームアーム付き。

さらにUSB Type-C接続のため、PCに接続するだけですぐに使える便利なヤツです。

RGBライトで映えまくりポップガードマイクブームアームなどマイクを快適に使えるアイテムもセットになっているのに、

価格も通常7,000円台、セールになると6,000円程度で買えちゃう圧倒的価格です。

ただ、ちょっと気になったポイントもあったのでまとめてバシッとレビューしていこうと思います。

この記事ではMaono様に製品を提供いただいてレビューしております。
が、メーカー様に遠慮せず、好き勝手レビューしていきます。

目次

Maono DGM20S 概要

スペック

製品型番Maono DGM20S
種類コンデンサーマイク
指向性単一指向性
接続方法USB Type-C接続
周波数範囲50Hz-20KHz
感度-3dBFS±3dB(Max gain)
カラーバリエーションブラック/ホワイト

コンデンサーマイクとは?
マイクの種類の1つで、非常に感度の良いマイクです。
カラオケとかで使って使うダイナミックマイク(🎤)よりも音質が良く、繊細な音も拾ってくれますが、
その分ノイズも拾いやすくなってしまいます。

単一指向性とは?
指向性の一種でマイク前方からの音を拾いやすい反面、マイク背面の音を拾いにくい特徴があります。
つまり周囲の音をあまり拾わないので声が相手に届きやすいわけですね。
そもそも指向性ってなんだよ? という方はコチラ
カーディオイドともいう。

Maono について

Maonoは世界153カ国でグローバル展開しているマイクブランドで、ポッドキャストやストリーミング用のオーディオミキサーなども販売しています。

153カ国ってすごくね?国連加盟国は193カ国だからもうほとんど全世界じゃん。

世界最大級の楽器見本市であるNAMM SHOW 2024にも出展していて、ブランドの規模がうかがえますね。

ちなみに「Maono」はスワヒリ語で「ビジョン」を意味しているそうです。一つ賢くなったね。

マイクブームアーム付きなのでこれだけ買えばすぐ使える

マイクが浮いているとデスク上が自由に使える

コンデンサーマイクは小さな音でも拾いやすいため、雑音を抑えるためにはマイクを口元に持ってくる必要があります。

その際に便利なのがブームアーム

デスクにセッティングすればマイクを自由な位置に浮かせる事ができます。

卓上にマイクを置かなくてすむので、キーボードやマウスも操作しやすいです。

使わないときはたたんでコンパクトにできるので邪魔になる事も少ないと思います。

Maono DGM20Sはマイクブームアームもセットになっているので、これ1つで快適なマイク環境が整いますね。

外観と付属品チェック

内容物
  • マイク本体
  • ポップガード
  • 説明書×2
  • USBケーブル
  • マイクブームアーム(クランプ式)

ポップガードはマイク本体にカチッと装着できます。

ポップガード表面にはMaonoのロゴがデザインされています。オシャレ!

マイク上面にはRGBライト切り替えボタンと、ミュート/ノイズキャンセリングボタンが付いています。

物理ボタンじゃないので軽くタップするだけで反応するため、余計なノイズが乗りにくいです。

ミュート/ノイズキャンセリングボタンは、タップすればミュート、長押しすればノイズキャンセリングモードと通常モードの切り替えが可能です。

マイク下部にはヘッドフォンジャックと裏側にUSBポート、そしてインプット音量(ゲイン)調整用ツマミが有ります。

付属しているUSBケーブルはC to Cですが、Type-A変換コネクタも付いています。

マイクブームアームはよく見るタイプのやつ。

トップ部分は5/8インチで、クランプは約5.5cmまでの厚さに対応しています。

これ1本あれば他のマイクでも使えるので持っていて損は無いと思います。

Maono DGM20S 機能レビュー

ミュートボタン&インプット音量調整ツマミ付き

マイク側でミュートやマイクの音量調整ができるので、オーディオインターフェースやPC側を操作する必要がありません。

配信をする人なんかは、今すぐ一瞬だけミュートしたいと思うことも多々あると思います。
PC側でミュートしようと思っても設定を開いたりして時間がかかるので、ワンタップでミュートできるのはありがたいですね。

また、ミュート中はマイク上部のランプが赤く点灯するのでミュートのし忘れや解除のし忘れを防げます。

ノイズキャンセリング機能搭載

AirPodsをはじめとするワイヤレスイヤホンにノイズキャンセリング機能が搭載されていることは皆知っていると思いますが、

Maono DGM20Sにもノイキャンが付いているんです。

マイクに搭載されているノイキャンは周囲の雑音を軽減させて声を聞きやすくするという物。

例えば、近くでエアコンや空気清浄機が動いていてモーターや風の音がうるさくても、
音声上ではそれらの音が気にならなくなるといった感じ。

ノイズキャンセリングモード中はマイク上部のランプが青く点灯し、通常モードの場合は緑に点灯します。

接続方法はUSB Type-C接続のみ

接続方法はUSB Type-C接続のみXLR接続は対応していません。

USB Type-C接続の場合、PCに直接つなげるだけでマイクを使えますが、XLR接続と比べると音質面ではどうしても劣ってしまいます。

気軽にマイクを使いたい人は気にする必要無いですが、超高音質にしたい人はご注意を。

ショックマウント&ポップガード付き

7,000円という価格帯なのにショックマウントとポップガードが付いているのは結構ありがたいですね。

こういったコンデンサーマイクの場合、ポップガードが無いと口から出る空気によってボフボフしたノイズが乗ってしまうのでポップガードは必須と言えます。

しかし安いマイクだとポップガードが付属していない事も多々あり、別途2,000円程度で買わなければならないと考えるとMaono DGM20Sのコスパの良さを感じます。

マイクテスト&音質レビュー

通常モード

まずはノイキャンをかけない通常モードから。

特にホワイトノイズなど乗ることなくスムーズな感じです。

次はキーボードをタイプしながら喋ってみましょう。

キーボードのカチャカチャ音が聞こえてきますね。

とはいえ、声を邪魔する程の音量でもないので不快感は少なそう。

もちろん、キーボードの種類(軸)によっては結構うるさくなる可能性もあるのでご注意を。

ノイズキャンセリングモード

次はノイズキャンセリングモードで喋ってみます。

ちょっと違和感を感じた人が多いのではないでしょうか。

「~~です。」「~~ます。」の「す」が消えかかってますね。「みなさんこんにちは、NFRで」的な感じ。

おそらく、「す」という音がノイズと勘違いされているのかなと思います。

他の音もちょっと潰れかかっているような、ちょっと不自然な感じになってしまいました。

今度はタイピングしながら。

喋っていないときはタイプ音が全く聞こえないですね。

喋っているときはうっすらとタイプ音が聞こえる程度なので結構しっかりノイズキャンセリングされているのが分かると思います。

しかし、タイピング無しの時と同じように「す」が消えかかっていたり、違和感を感じてしまいます。

音質はちょっと軽めだけど聞きやすい

Maono DGM20Sは低音が少し抑えられているのか、軽めの音質です。

聞き取りにくいかと言われるとそんなことは無く、音の輪郭がはっきりしていて聞き取りやすいと思いました。

配信、ボイスチャット、WEB会議などオールマイティに使えますね。

ポップガードによりポップノイズも入りにくい

ポップガードが無いとパ行などを発音した際に「ぼふっ」というノイズ(ポップノイズ)が乗ってしまいがちですが、

ポップガードのおかげでポップノイズ特に気になりませんでした。

聞いている側からすると「ぼふっ」という音はストレスに感じる事が多いのでポップガードは必ず付けましょう。

タイピング音はそこまで気にならない

コンデンサーマイクという事で、もっと周囲の音を拾ってしまうかと思いましたが、通常モードでもストレスに感じるレベルのノイズにはなりませんでした。

ブームアームを使うことでキーボードからは離しつつ、口元にマイクを近づけられるのが大きいですね。

タイピング音をより拾いにくくする方法は、マイクを口元に近づけてインプット音量は小さめにすることです。

あとはぼそぼそ喋らずハッキリと喋る事も大事ですね。

ノイズキャンセリングを使うと声がちょっと不自然に

ノイズキャンセリングという仕組み上仕方ないのかもしれませんが、

音が不自然に潰れてしまい聞いていてストレスを感じる音質になってしまいました。

公式サイトでダウンロードできるアプリを使うことで、ノイズキャンセリングの強さを変えられますが、

弱くするとノイズが入り、強くすると声が不自然になってしまうため、調整がかなり難しいです。

常にノイズキャンセリング機能を使うより、周りがうるさすぎる時の一時的な応急処置として使うのが良いかもしれません。

Maono DGM20S 気になったポイント

アウトプット(モニター)音量が調整できない

Maono DGM20Sに付いているのはインプット音量(ゲイン)調整用のツマミだけで、

アウトプット音量を調整するツマミはありません。

同価格帯の別メーカーコンデンサーマイクもアウトプット音量用のツマミが無かったりするので、

安さとトレードオフなのかなと思いますがちょっと不便…

インプット音量調整用のツマミが分かりにくい

Maono DGM20S底面を回すことでインプット音量が調整できますが、

デザインが絶妙に直感的でなく、回している方向は音量を上げているのか下げているのか分かりにくいです。

ぱっと見左側に回せば音量が大きく、右側に回せば小さくなると思ってしまいますが間違い。

左の方が●が大きいわけだから、左に回せば音量が大きくなると思わせておいて、
ヘッドホンジャック下の▼マークが指している●はどんどん小さくなっているから音量は下がるわけです。

何言ってんだこいつとなりましたか?僕もそう思います。混乱しています。

嫁ちゃんにも見せたのですが同じ勘違いをしていました。

ツマミ側に▼マーク、ヘッドホンジャック下に●マークがあったほうが直感的にできるんじゃないかと思います。

USBポートの位置が悪すぎる

パーツに干渉して不自然に曲がってしまうケーブル

Maono DGM20Sを使う上でかなり気になったポイント。

本体裏側にUSBポートがあるのですが、そこと被る位置にブームアームとの接続パーツがあります。

つまりどういうことか、

まっすぐにUSBケーブルを接続できないわけです。

付属のUSB TypeCケーブルはコネクタ部分がまっすぐになっていますが、接続パーツに干渉してしまいかなり窮屈な刺し方になってしまいます。

ケーブルの着脱も手間取るし、何よりケーブルか差込口が壊れそうで怖いです。

もっとこう、良い位置があったんじゃないかなぁ!

L字ケーブルを持っている場合はそっちを使った方が良いです。間違いなく。

まとめ -Maono DGM20Sはおすすめできるか?-

Maono DGM20Sはマイクブームアームセットで、ノイズキャンセリング機能付きなのに7,000円程度で購入できるリーズナブルな製品ですが、

ちょっと使いにくかったり、アレ?と思う事が少しありました。

で、Maono DGM20Sはおすすめできるか?という点に関して言うと、

コストを優先する人や、入門機としてはまぁまぁおすすめといった感じです。

やはりマイクブームアームやポップガード付きで7,000円台という点はさすがMaonoと感じますし、

音質も申し分ないと思うので、とりあえず映えるマイクで配信してみたいんだ!という人にもとっつき易いかなと。

逆に、使いやすさもちゃんと重視したい人は同社の上位モデルを検討すると良いのではないでしょうか。

以上、NFR(@NFRlog)でした。

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この記事を書いた人

本業はWEBエンジニア
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