こんにちは、NFR(@NFRlog)です。
今回は横幅60cmのコンパクトサイズだけど重低音ガンガンに効いていて迫力十分なサウンドバー、YAMAHA SR-C20A をご紹介。
今まではTaoTronicsというメーカーの5,000円くらいのサウンドバーを使用していたのですが、
ワンランク上の音質、迫力を満喫したいと思い様々なサウンドバー、スピーカーを比較してYAMAHA SR-C20Aを選びました。
YAMAHA製なので品質も安心感あるし、コンパクトサウンドバーとは思えないような重低音を鳴らしてくれるので結構満足しています。あとかっこよくて好き。
しかし、ちょっと残念だったポイントもあるのでそこら含めてレビューしていきましょう。
YAMAHA SR-C20A 概要
スペック
サイズ (幅×高さ×奥行) | 約 600×64×94mm |
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重さ | 約 1.8kg |
最大出力 | フロントL/R:20W×2、サブウーファー:30W |
入力端子 | 光デジタル×2・3.5mmステレオミニ×1 |
カラバリ | ブラック・ホワイト・レッド |
外観
外箱はこんな感じで大きめです。幅は約66cm、高さと奥行きは約15cmです。
- SR-C20A本体
- 電源ケーブル
- 操作リモコン
- 光デジタルケーブル
- 壁掛け用パーツ
- 説明書、保証書類
サウンドバー本体はおしゃれな布張り。カラーはホワイトですが真っ白というわけでは無く、ぱっと見グレーっぽいです。
プラスチック部分は黒一色なので全面ホワイトでは無いので注意。
底面にはすべり止め兼防振用のゴムパーツが付いています。
サイズ感は27インチモニターより少し短い程度で、24インチモニターの下に置いても違和感ないと思います。
サウンドバー上面には操作用のタッチパネルが付いています。
ここで操作できるのは入力切替と音量調整、電源操作だけですが、直感的な操作が可能です。
サウンドモード切替やサブウーファーレベル調整はリモコンや専用アプリでしか操作できません。
背面に付いている端子は画像の通り。USB-Aポートは本体のアップデート用なのでPCと接続しても音は出ません。
USB接続もできればもっと使いやすかったと思うのですが…残念。
HDMI端子はARCに対応しているので互換性のあるテレビと連動して電源のON/OFFが可能になります。
リモコンは少し大きめ。
デスクに置いておくと邪魔になるのであまり使っていなくて、基本的には専用アプリで操作してます。
YAMAHA SR-C20A 機能レビュー
4種類のサウンドモードを搭載
SR-C20Aの大きな特徴が4つのサウンドモード。
各モードは以下の通り
- ステレオ:音楽再生に最適なシンプルモード
- スタンダード:テレビ番組にも対応したサラウンドモード
- 映画:空間の広がりが強調され迫力の増すサラウンドモード
- ゲーム:ゲームコンテンツに最適な音の方向、定位を重視したサラウンドモード
スタンダード、映画、ゲームはYAMAHA独自のバーチャルサラウンドになっていて、左右・中央・後方の音の広がりが出て、さながら映画館のような臨場感を楽しめます。
横幅60cmのコンパクトサイズながら空間表現力の高さは見事。
もちろん、ハイスペック機種と比較してしまうとチープに感じてしまいますが、この価格帯でこの質感なら申し分ないですね。
ただ、正直各サラウンドモードの違いはあまり感じませんでした。
スタンダードはサラウンド感控え目、映画とゲームはあまり変わらない印象。
一応ゲームの方が鳴っている方向が分かりやすいかな?と言いうレベルです。
YAMAHA独自技術「クリアボイス」「バスエクステンション」搭載
前項で紹介したサウンドモード以外にも、YAMAHA独自のサウンド設定「クリアボイス」と「バスエクステンション」も搭載されています。
これはサウンドモードというより、聴こえ方を変えるエフェクトと思えばよいと思います。味変ですね。
クリアボイスはその名の通り映画のセリフや歌のボーカルなど、声だけ音量が大きくなる設定。
BGMがうるさくて声が聞こえにくいときや、セリフやボーカルをしっかり聴きたい場合に最適です。
バスエクステンションは低音を更に増す設定です。低音マシマシになります。
そもそもバスエクステンションを使わなくてもサブウーファーのレベルが調整できますが、
それでもまだまだ重低音が足りねえよ!という場合はバスエクステンションをONに。
サブウーファーレベルを最大にしてバスエクステンションを使と昼間でも近所迷惑になるレベルで重低音がズンズン響きます。
専用アプリ「Sound Bar Remote」対応
スマホアプリSound Bar Remoteを使えばリモコンを使わなくても音量やサウンドモードの設定を切り替え可能です。
Sound Bar Remoteで操作できる事と、リモコンで操作できる事は一緒なので必須アプリではないですが、
僕はリモコンをデスクに置きたくない人間なので、スマホでスピーカーを操作できるのは結構ありがたいですね。
お洒落なカラバリ
YAMAHA SR-C20Aの大きな特徴はあまり見かけないカラバリ。
基本的にサウンドバーはブラックが大半ですがYAMAHA SR-C20Aはブラックの他にホワイトとレッドも選べちゃいます。
白いサウンドバーは時々見かけますが、画像のようなワインレッドのサウンドバーはYAMAHA SR-C20Aでしか見たことが無いレベルの珍しさ。
デスクの雰囲気にこだわりのある人はかなりありがたいんじゃないでしょうか?
僕のデスクは白系を基調にしてるので、ホワイトを選びました!
試聴レビュー
どっしりした迫力が感じられる
聴いていて一番感じるのはガンガン押し寄せてくる迫力ですね。
バスエクステンションを有効にすると、ボディはコンパクトなのになんでこんなに低音響くの?ってレベルでズンズンした低音を鳴らしてくれます。
個人的にはすごく好みですが、人によっては低音が強すぎると感じるかもしれません。
その場合はバスエクステンションを無効にしてサブウーファーのレベルを下げればスッキリした聴き心地になります。
包み込まれる臨場感
サラウンドモードに切り替えると、上下左右色々な方向に音が広がるのを感じました。
左右の分離感はもちろん、パッシブラジエーターが上下に付いているため音が回り込むように鳴ってくれるので、
低音の迫力と相まってゲームや映画との相性は抜群ですね。
豪勢なシアタールームと比べてしまうと劣っちゃいますが、普段使っているデスクがちょっとしたシアタールームに様変わりする程度には臨場感あります。
ツイーターが無いので少しこもり気味
ツイーターと呼ばれる高音専用のスピーカーが搭載されておらず、高音が少し物足りないのは残念に感じました。
今まで使用していたサウンドバーはしっかり高音が出ていたので、初めてYAMAHA SR-C20Aを使った時はちょっと拍子抜けしてしまったレベル。
サブウーファーで低音がしっかり鳴っているのも相まって、細い繊細な音は埋もれてしまいちょっとこもり気味に聴こえてしまいます。
慣れてしまえば不満は感じませんが、高音重視のドンシャリサウンドが好きな人には向かないかもしれません。
逆に、僕のような重低音フリークにはピッタリだと思います!
気になったポイント
現在の設定が分かりにくい
サウンドバー正面にLEDインジゲーターが搭載されていますが、接続モードの種類とサラウンドモードか否かしか表示されていません。
音量やサブウーファーレベル、クリアボイスやバスエクステンションなどは実際に操作するかスマホアプリで確認しないと現在の設定が分からないのは不便です。
リモコンで操作する場合、バスエクステンションモードにしようと思ったら既になってたり、現在のサラウンドモードの種類が分からず戸惑う事も多そうです。
値段は高め
Amazon価格は18,200円なので『コスパ超抜群!とりあえず買っちゃおう!』とは言えないですね。
正直この価格帯だと他ブランド含めもっと良いスピーカー/サウンドバーはあるとかもしれません。
ですが、横幅60cmで重低音をしっかり鳴らしてくれて、音の広がりも十分感じられる事を考えると、
この価格帯のコンパクトサウンドバーとしては1強レベルだと思います。
大型のスピーカーやサウンドバーが置けるなら他製品を選べばいいし、
モニター下にしかスペースが無くデスク幅も限られているなら18,200円払う価値はあるんじゃないかなと思います。
まとめ
今回はPCデスクにジャストサイズなコンパクトサウンドバーYAMAHA SR-C20Aをレビューしていきました。
コンパクトだけど迫力満点なサウンドは動画・音楽鑑賞やゲームにもピッタリで、
大きめのスピーカーを置くスペースは無いけど、モニター下にスペースがある場合はYAMAHA SR-C20Aはかなりアリな選択肢だと思います。
信頼できるYAMAHAブランドという点も含め、個人的に満足度の高いサウンドバーでした!
以上、NFR(@NFRlog)でした。