こんにちは、NFR(@NFRlog)です。
ついに買いました。
Meta Quest3!
以前、VRヘッドセットを買おうか悩んでいるという記事を書きましたが、
それからしばらくする事もなくMeta Quest3を購入しました。
お値段は8万円という、ちょっとしたPCなら買えちゃうレベルの出費ですが、性能や使いやすさは結構満足しています。
というわけで、今回は高いけど買う価値はあるMeta Quest3をレビューしていきます。
買ったばかりでファーストインプレッション中心ですが、買おうか悩んでいる人は参考にしてみてください!
購入したきっかけ
Meta Quest3、というかVRヘッドセットを買おうと思い立った最大の理由は運動不足を解消したいからです。
デスクワークだしフルリモートなので平日は身体を動かす機会が無く、ジム行くのも色々面倒だし近所は車通り多いからジョギングもしづらい…
家でたのしく有酸素運動したいという気持ちが強かったので、今こそVRデビューしてフィットネスゲームとかでがっつり身体動かせばいいんじゃない?といった感じ。
SwitchのFit Boxingでもボクササイズできますが、正直Fit BoxingはBGMがチープだしイライラするポイントが結構あったのでやらなくなりました。
それならVRでボクササイズしたほうが楽しいんじゃないかという考えになりました。
で、色々VRヘッドセットがあるなかでMeta Quest3にした理由は店頭で体験してみたら画質や音質が想像以上に良かったからです。
運動したいからという理由で8万円の買い物はかなり思い切りが要りましたが、VR動画見たりPCと繋いで仮想ディスプレイで作業したり色々できる事あるだろうし買ってから考えようと半分思考停止で購入してます。
Meta Quest3 概要
スペック
値段 | ¥81,400 |
---|---|
重さ | 515g |
ストレージ | 512GB |
解像度 | 片目:2,064 x 2,208 両目:4,128×2,208 |
視野角 | 110°×96° |
最大リフレッシュレート | 120Hz |
RAM | 8GB |
レンズ | パンケーキレンズ |
注目はやはり解像度でしょうか。
前モデルのQuest2は両目で3,664 × 1,920だったので、解像度は大幅に良くなってますね。
現在販売している物はストレージが512GB版のみですが、512GBあればゲームでも動画でも容量気にせずぶち込めるのはいいですね。
とはいえ、やっぱり値段は非常に高いですね…
それだけ上質な性能だし、使い心地は申し分ないですが…頑張ってお金貯めましょう。
外観
外パッケージと内箱
箱のサイズは約21.5×22cmサイズで思ってた以上にコンパクトです。
パカッと開けるとこんな感じ。
中身はギュッと詰まっていてこれ自体ベッドセットスタンドになりますね。
付属品は下記の通り。
- Quest3 ヘッドセット本体(接顔部/ストラップ取付済)
- L/Rコントローラー(手首ストラップ/電池取付済)
- 充電ケーブル(USB type C to C)
- 充電用アダプター
- 説明書類 ×2
本体正面
カラーはホワイト1色です。
下側に付いている黒い部分にはカメラやセンサーが付いています。
サイドには充電やPCとの通信ができるUSB-Cポートやヘッドホンジャック、電源ボタンが付いています。
ストラップ接続部分は画像のように角度調整できるので、付け外しする際やQuest3の角度を調整するのに便利です。
底面には音量調整ボタンと瞳孔間距離調整用のダイヤルが付いています。
瞳孔間距離って何だって話ですが、右目の瞳孔と左目の瞳孔の距離ですね。文字通りそのまんま。
瞳孔間距離は個人差があるため、それぞれ見やすい調整が必要になるわけです。
実際、Quest3側の瞳孔間距離が合ってないと映像がぼやけたり酔いやすくなってしまうのでちゃんと調整したほうが良さそうです。
接顔部の中には奥行き調整ボタンが付いています。
デフォルト(奥行き最短)の状態だと、眼鏡をかけたまま装着するとレンズと眼鏡が干渉しちゃいますが、
奥行きを長くすれば眼鏡を付けたままでもレンズに干渉することなく快適にプレイできます。
ストラップはこんな感じでペラッペラ。
頭に固定する必要最低限の性能しか無いので買い替え推奨ですね。
コントローラーはこんな感じ。落下防止のストラップも付いています。
操作は上面に付いているボタンより側面に付いているトリガーをよく使う印象です。
Quest3sとの違い
2024年10月にQuest3sが発売されました。
Quest3とQuest3sの違いは何なんだって話ですが、ざっくり言うとQuest3の中身をQuest2のガワに入れてフロントカメラを整えたのがQuest3sです。
リフレッシュレートやRAMはQuest3と同じですが、解像度や視野角はレンズ依存のためQuest2と同等なのでQuest3と比べると結構スペックダウン。
解像度は片目につき1832×1920ピクセル、視野角は96°×90°です。
その分値段はお手頃になっていて128GB版なら48,400円、256GB版なら64,900円です。
8万円も出せねえよ!って人にはアリなのかな?
画質や音質は想像以上のクオリティ
初代ViveやジョイポリスのVRアトラクションは体験した事あるのですが、
Quest3の画質はそれ以上、というか圧倒的高画質です。
レンズ越しにスマホカメラで撮影しましたが、このクオリティ。
ぱっと見普通のモニターを見てるのと変わらないレベルなので、
ゲームや4K映像はめっちゃ良いです。
もうね、没入感が凄まじいです。1回遊べばハマります。
近場で体験できる場所があるなら買う気なくてもとりあえず体験してほしいですね。
また、スピーカーの音質も想像以上で、低音もしっかり出て音に重さや迫力を感じました。
視界が塞がってる状態でイヤホンすると自分の周囲で何が起こってるのか全く分からなくなり結構怖いですが、
このレベルのスピーカーならイヤホンを使わずとも臨場感あふれる体験が可能です。
パススルー機能がマジ優秀
おまけレベルだろうと侮っていたパススルー機能、マジで優秀でした。
そもそもパススルー機能って何なのかって話ですが、Quest3の前面に付いているカメラで周囲の映像をそのままディスプレイに表示させる機能ですね。
レンズ越しに写真を撮ってみました。結構クッキリ見えると思います。
細かい文字は潰れて読み辛い事もありますが、Quest3付けた状態で簡単なPC作業や家事は余裕で出来るレベルです。
実際Beatsaberを遊んでいる最中、「あ、風呂掃除してないや」と思ってそのままQuest3を外すことなく風呂場直行ってのを何度もやってます。
肝心の『楽しく有酸素運動』はできたのか?
そんな感じの高性能で使いやすいQuest3、肝心の『楽しく有酸素運動』できたのか問題ですが、
めっちゃしっかり楽しみながら滝のような汗かいてます!
いつも遊んでいるのはBeat SaberとLES MILLS BODYCOMBAT。
Beat SaberはVRと言えばこのゲームといった音ゲーですね。
がっつり有酸素運動とはいきませんが、連続で遊んでいるとそこそこ疲れます。
簡単すぎず、難しすぎず、適度な難易度で大げさなレベルで腕を振っているとより効果的な気がします。
有志が譜面を作ってくれたカスタム楽曲も追加可能なので、かなり長く遊べそうです。
好きな曲でブロックを斬りまくるの楽しすぎます!
LES MILLS BODYCOMBATはシンプルなボクササイズゲームで、流れてくるアイコンをひたすらパンチ、時々スクワット。
鍛える部位や運動強度など色々なメニューが用意されていて、僕は10分~20分のメニューをよく遊んでいます。
Beat Saberと違い、こっちはガチのボクササイズなのでめちゃくちゃ疲れますね。
ずっと中腰のままひたすらパンチする事もあり、15分程度遊んだだけで冬なのに汗だくで翌日は全身バキバキの筋肉痛。
Beat SaberとLES MILLS BODYCOMBATをうまく組み合わせる事で長く楽しく続けられそうです。
始めたばかりだから体重は変わってませんが、この調子ならいい感じに痩せられそう!
気になったポイント
デフォルトのストラップは装着感イマイチ
付属のストラップは正直ゴミです。
装着感が悪く、そもそも装着しづらいので買い替え前提と考えたほうが良いですね。
ストラップの長さ調整は後ろ部分を引っ張って調整するのですが、頭に装着した状態だとかなりやりにくく髪を巻き込んでしまうのも非常にストレスでした。
ストラップはゴムのようで、重さのバランス的に接顔部に圧力かかりまくり、その結果目の周りの圧迫感が凄まじく長時間装着できないレベルです。
激しく動いていると頭や目の周りがめちゃくちゃ痛くなります!
僕の場合Quest3が届いた4日後くらいにはサードパーティ製のストラップを購入してました。
ちなみに購入したストラップはコチラ。
BOBOVR S3 Proはバッテリーとファンが付いているハイスペックなストラップで、
装着感と調整のしやすさがめちゃくちゃ良いです。
1万円超えてしまうのでQuest3を買った後だとなかなか痛い出費ですが、快適に遊びたいならマジでマストバイだと思います。
激しい運動をするとレンズが曇る
寒い室内で激しめに動いて体温がどんどん高くなるとレンズもどんどん曇っていきます。
レンズ部分は通気性が悪く体の熱気がこもりやすいため結露してしまうのは仕方ないですが、
レンズが曇った状態だと視界が悪くなり没入感が下がってしまいます。
というかレンズが曇った状態で無理に画面を見ようとすると目が悪くなりそうで怖いです。
今はこまめにレンズを拭いているのですが、くもり止めクロスとか買おうと思ってます。
アクションゲームはめっちゃ酔う
今Quest3やQuest3sを購入すると、『バットマン:アーカム・シャドウ』という独占タイトルのアクションゲームが無料で付いてきます。
バットマンの世界に入り込める、というより自分自身がバットマンになれて没入感半端ないですが、
画面の動きが激しいのでかなり酔います。30分遊んでられなかった…
他のゲームや映像でもそうですが画面の動きが激しい場合、VR酔いは覚悟したほうが良さそうです。
慣れれば気にならなくなるのかな?
まとめ
今回はMeta Quest3のファーストインプレッションをまとめました。
何度も書いてますが、個人的には買ってよかったと思っています。
画質は良いしスピーカーも文句ないレベルだし、これなら長く使えそうです。
VR酔い問題が解決すれば更に楽しくなりそうなので酔い対策で色々試そうと思います。
買ったそのままで使うにはストラップの質が悪かったり、レンズが曇りやすかったりしますが、
サードパーティ製品を組み合わせることでどんどん使いやすくなる印象を受けました。
今回軽く紹介したBOBOVR S3 Proはいずれ詳しくレビューする予定ですのでお楽しみに!
以上、NFR(@NFRlog)でした。