こんにちは、Nao(@NFRlog)です。
EarFunから耳をふさがないイヤーカフイヤホン「EarFun Clip」が登場しました。
前回は耳にひっかける耳掛けタイプ、今回は耳にぶら下げるイヤーカフタイプです。
眼鏡をかけている人や、軽く装着したい人にはピッタリなイヤーカフタイプ。

正直、今まで試してきたイヤーカフタイプよりもかなり高音質です!
本記事では、装着感や音質、機能を徹底レビューし、その魅力をお伝えします。
EarFun Clip概要
スペック
ドライバー | 10.8mm カーボンファイバー複合ダイナミックドライバー |
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重量 | イヤホン片側:5.7g 充電ケース(イヤホン込):49.2g |
サイズ | イヤホン:約35mm(幅)× 20mm(高さ)× 15mm(奥行) 充電ケース:約60mm(幅)× 50mm(奥行)× 25mm(高さ) |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 6.0 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC(ハイレゾオーディオ認証) |
バッテリー持続時間 | イヤホン単体:最大10時間(LDACオフ)/5.5時間(LDACオン) 充電ケース併用:最大40時間 |
充電時間 | イヤホン:約1時間 充電ケース:約1.5時間(USB-C、2.5~5W推奨) |
急速充電 | 10分充電で2.5時間再生 |
防水性能 | イヤホン:IP55(防塵防水) 充電ケース:防水非対応 |
マイク | 2基(AIノイズキャンセリング対応) |
アプリ対応 | EarFun Audioアプリ(イコライザー、3Dサウンドモード、ゲームモード対応) |
外観
外箱


付属品


- EarFun Clip本体
- 説明書類
- 充電用Type-Cケーブル




本体正面にはバッテリー残量表示用のLEDランプ、底面にはUSBポートとペアリング用のボタンが付いています。
ここら辺はよくあるタイプですね。


ケースの質感はちょっとグレーがかったツルサラタイプ。
指紋汚れは気にならないのはGOODポイント。


シェルの根元はそれぞれシルバーと赤にカラーリングされています。
シルバーは左耳用、赤は右耳用って感じです。
EarFun Clipは左右反転してケースに格納できないので使う際はシルバーは左、赤は右で覚えておきましょう。


スピーカー部分はこんな感じ。
スピーカーはシェルに対して若干傾いて付いているので、より耳にダイレクトに届くように感じました。
音漏れも少ないですね。
また、シェルとは逆の方には操作用の物理ボタンが付いています。
物理ボタンって、うっかりタッチして操作してしまう事が無くなるので結構便利です。
性能チェック
LDAC対応な高音質サウンド


EarFun Clipは10.8mmカーボンファイバー複合ドライバーを搭載。
独自のBassSurge技術も相まって、オープン型ながら迫力ある低音を実現しています。



EarFunらしい響く低音はもちろん健在!
LDAC対応でハイレゾ音質(最大96kHz/24bit)に対応し、クリアな音を提供します。
発売当初はLDACなのに音質がイマイチといった事があったようですが、
今はアップデートで改善されています。
音楽やポッドキャストなどなど、ながら聴きに最適ですね。
連続10時間再生可能なバッテリー


バッテリーは単体で最大10時間(LDACオフ時)、ケース併用で40時間持続します。
ちなみにLDACオン時は5.5時間と短めなので注意。
10分の急速充電で2.5時間再生でき、日常使いに便利です。
多機能な接続と操作性
Bluetooth 6.0を採用し、安定した高速接続を実現。
マルチポイント接続で2台のデバイスをシームレスに切り替え可能です。
また一時的に音量を押さえて音漏れを防げるマナーモードも搭載しているので公共の場でも安心。
EarFun Audioアプリを使えばイコライザーや3Dサウンド、低遅延ゲームモードのカスタマイズが可能です。
装着感


装着感は率直に言うと少し窮屈に感じました。
他社の装着感が良く感じたイヤホンと比べると、シリコン部分(赤矢印)が浅いため耳が押される感覚がありちょっと不快。
もう数mm深い形になっていればかなり快適になったと思います。
ちなみに、嫁ちゃんに試してもらったところ気にならないとの事。
耳の大きさで装着感は結構変わりそうですね。



成人男性からすると窮屈に感じるかも…
音質チェック


ファーストインプレッション
”EarFunイヤホン=低音はバチバチだけど抜けが悪めで明瞭さがもう一歩な音質”って印象でしたが、いい意味で裏切られました。
抜け良!明瞭!!って感じで、この形状のイヤーカフタイプでここまでの音鳴らしてくるか!と感動しました。
全体的な明瞭さもイヤーカフタイプながらかなり頑張ってると思います。
ただ、やはりカナル型に比べるとまだぼやけた印象があるのも事実。



イヤーカフタイプとしてはしっかり高音質、カナル型と比較するともう1歩かな…
ですが、今までのEarFunイヤホンと比べるとイコライザーをいじらずともかなり明瞭なサウンドになっています!
音の広がりに関してもイヤーカフタイプながら頑張ってると思いますが、
以前レビューしたEarFun OpenJumpの方が横の広がりが広い印象です。
低音
低音の圧はさすがEarFunって感じの素晴らしさです。
厚い音の波がグイグイ来る感じで聴いていて楽しいですね。
ぼわつきも無くスッキリしてるから聴きごたえ◎
中音
EarFunらしからぬ明瞭感。
芯が通ってる音で女性ボーカルも男性ボーカルも良好。
ギターのジャキジャキ感も感じられるので、バンドサウンドとの相性も◎
大きな特色は無いけどストレートにしっかり鳴ってる感じ。
高音
低音の圧に埋もれずしっかり主張してくるサウンドです。
嫌なぼわつきも無く、アタック感はあるので細かな音もしっかり聴こえてくる印象。
煌びやかさは薄いけど、ストリングスとか綺麗に聴こえました。
嫁ちゃん一言コメント



他のイヤーカフイヤホンより音質が良く感じました!
でも曲によってはもそもそ聴こえる事も…
良く言えば柔らかく優しい音、悪く言うと明瞭感が薄い感じの音です。
付け心地は軽くて良かったですね!
気くなったポイント
空間オーディオは没入感控えめ
他の耳をふさがない系イヤホンにも言える事ですが、
3Dサウンドモードやシアターモードは、没入感は控えめです。
オープンイヤー設計の特性上、音の立体感や定位が弱く感じられる場合があります。
映画やゲームでの臨場感を重視するユーザーは物足りなさを感じるかもしれません。
空間オーディオを楽しみたいならカナル型イヤホンやヘッドホンを使いましょう。
LDAC利用とマルチポイント接続や3Dオーディオは併用不可
LDACでの高音質は魅力的に感じる人も多いかと思いますが、残念ながらマルチポイント接続や3Dオーディオとは併用できません。
利便性を取るか、音質を取るかって感じですね。
また、LDACオン時はバッテリー持続時間が5.5時間に短縮されるので長時間の使用には不向きですね。
まとめ


今回は、イヤーカフタイプながら低音どっしり、中音・高音もクリアサウンドなイヤホン、
EarFun Clipをレビューしていきました。
LDAC対応&BassSurge技術で、ながら聴きでもしっかり高音質を楽しめるのは非常に魅力。
今まで使ってきた同価格帯のイヤーカフタイプイヤホンの中で間違いなくトップの音質でした。
装着感は少し窮屈かな?と思いますが、それでも慣れれば気にならないので、
スポーツや日常使いで高音質を求める方におすすめのイヤホンです。
気になった方はぜひ商品ページをチェックしてみてください。
以上、Nao(@NFRlog)でした。