ジェネリックMX ERGOなトラックボールマウスを本家と比較レビュー| ProtoArc トラックボールマウス EM01 NL

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こんにちは、NFR(@NFRlog)です。

とっつきにくそうだけど一度慣れればこれ無しじゃパソコン使えなくなるアイテム、それがトラックボールマウス

トラックボールマウスと言えば以前レビューしたロジクールのM575MX ERGOい浮かべる方も多いかもしれません。

ただ、M575はマウスの傾きの角度調整ができずMX ERGOは価格が15,000円超えてて高いという欠点もあります。

エレコムやKensington(ケンジントン)のトラックボールはちょっとクセが有ったりするのでそっちもそっちで手を出しにくい…

そんな中登場したのがProtoArc EM01 NLです。

6,260円(Amazon価格)という低価格ながら見た目や機能面ではMX ERGOと大差なし。

そんなジェネリックMX ERGOと言えるProtoArc EM01 NLをレビューしていきます

この記事ではProtoArc様に製品を提供いただいてレビューしております。
が、メーカー様に遠慮せず、好き勝手レビューしていきます。

目次

ProtoArc EM01 NL 概要

スペック

サイズ約 10 cm × 6 cm × 13.4 cm
重さ約 187g
接続方法2.4GHzワイヤレス接続(Unifying-USB)
Bluetooth
ペアリング可能数最大3デバイス
ボタン数7個
充電ポートUSB Type-C
傾斜角度0度/20度

外観

パッケージはこんな感じ。
元からなのか、配送時に付いたものなのか分かりませんが、箱が一部へこんでいました。

付属品はマウス本体USBレシーバー充電用のUSBケーブル(AtoC)説明書です。

ロジクール製品と違いUSBレシーバー単品で売っていないのでくれぐれも無くさないように。

説明書はこのように日本語+図解付きで分かりやすいです。

マウス本体はこんな感じでいかにもなトラックボールマウスです。

ぱっと見はMX ERGOとほぼ同じ雰囲気です。

商品説明では7ボタンと書かれていますがボール下のボタン2つはDPI調整ボタンで、他の機能を割り振れないので自由に使えるボタンは5ボタン(左右ボタン/ホイール/進む・戻るボタン)だけ。

ボールのカラーは紫(はなむらさき)です。結構落ち着いた色合いなので好きな人も多そう。

ボールの塗装に関してですが、クルクル回していると色が均一でなく濃いところ薄いところなど、塗りムラが気になりました。

ここら辺は低価格ゆえといった感じかもしれません。

ぐるっと見てみると、全体の形やボタンの感じはMX ERGOですが、手のひら部分が波型になっているのはM575っぽいですね。

ここら辺は後ほど本家たちと比べてみましょう。

正面には充電ポートが付いています。

最近のマウスらしくUSB Type-Cです。

裏面の角度調整プレートはすべり止め加工になっていて、技適番号やシリアルナンバーなども書かれています。

ちなみにこの角度調整プレートは取外し不可能です。

一応技適検索してみましたが、ちゃんと登録されてますね。安心!

また、裏面には電源スイッチとボール取り出しようの穴が開いています。

ロジクール MX ERGOと比較

ここからはMX ERGOと比較していきます。

ぱっと見似ていますが、写真の左側(紫のボール)がEM01 NL、写真左側(赤いボール)がMX ERGOです。

まずは上から。大きさはほぼ同じ、ボタンの位置もほぼ同じ。
大きな違いは本体の材質でしょうか。

正面から見るとホイールの大きさが違っていますね。

あと、左右ボタンもMX ERGOはホイールを回り込むようになっていますが、EM01 NLはまっすぐです。

使っている感じボタンの差は気になりませんでしたが、ホイールはMX ERGOの方が良いかなといった印象を受けました。

それぞれ0度、20度に角度調整可能です。

左からM575/EM01 NL/MX ERGO

せっかくなのでM575も並べてみました。

こう見ると全体的にはMX ERGO、手のひら部分はM575っぽさがすごいですね。

ProtoArc EM01 NL レビュー

MX ERGOとほぼ同じスペックなのに圧倒的なコスパ

MX ERGOは17,500円、EM01 NL6,260円

Amazonの標品ページにあるクーポンを使えば約5,000円になるのでMX ERGOとの差は歴然。

ですが、MX ERGOと比較で分かる通りスペックや構造はほとんど同じです。

何ならMX ERGOより優れているポイントもあるのにこの値段。ヤバすぎない?

ちなみに、エントリーモデルとして僕がオススメしているM575は7,400円。

最大3デバイスペアリング可能

MX ERGOより優れているポイントその1

USBレシーバーで1デバイス+Bluetoothで2デバイス、合計3デバイスペアリング可能です。

MX ERGOは2デバイスしかペアリングできなかったので、ここはかなり魅力に感じる人がいると思います。

僕は私用PC、仕事用PC、タブレットの3デバイスを普段から使っているので、全て1つのマウスで操作できるのはかなりありがたいです。

DPI(トラッキング精度)は5段階調整可能

ボール下のボタンでDPIを上げ下げ可能

MX ERGOより優れているポイントその2

DPI(トラッキング精度)は5段階調整可能です。
※200・400・800・1200・1600の5段階

MX ERGOは精密操作できるプレシジョンモードが搭載されているだけなので、速度を速めたい場合はPC側の設定を変えるしかありませんでした。

ProtoArc EM01 NLの場合は手元の操作ボタンでDPIの上げ下げが可能なので結構便利ですね。

クリックの静音性が抜群

MX ERGOより優れているポイントその3

左右クリックの静音性が優秀でほとんどクリック音がしないです。

MX ERGOは割としっかり目にカチカチ音が鳴ってしまうので、静かな場所で使うのは憚られていたのですがこれならどこでも使えそうです。

ただ、クリックの押し込みはちょっと浅めなので好みがわかれるかもしれません。

ボールのすべりも良好

交換用トラックボールも使用可能

肝心のボールのすべりですが、ストレスなく使えるので良好と言えるのではないでしょうか。

個人的にはM575のボールが一番すべりやすく、MX ERGOは一番滑りにくい印象でした。

今はPerixxのボールをMX ERGOに入れて使っていますが、それと比べると若干引っ掛かりがあるかなといった感じ。

更に快適に使いたいならPerixxのボールを買ってみると良いかもしれません。

左右チルト不可

結構残念だったポイント。

ProtoArc EM01 NLはホイールの左右チルトができません。

個人的に左右チルトは頻繁に使う機能ではないのですが、無いとちょっと不便に感じる場面があるので残念。

グリップ感・安定感はMX ERGOの方が上かも

グリップ感に関してはMX ERGOの方が良い印象を受けました。

手のひら部分が当たる所の材質や形状がM575に似ておりすべりやすいのと、

親指側の面の傾斜が浅めなのが原因かと思いますが、MX ERGOと比較するとなんかしっくりこないんですよね。

あとはマウス自体の安定感についてですが結構軽めですべりやすいです。

底面はすべり止め加工されているはずなんですが、気付くとずれてるんですよね。
➡原因が分かりました。底面に貼ってあったシリアルナンバーシールのせいで滑りやすくなってたようです。
 シールを剥がしたらしっかり安定してくれました。

まとめ

今回は圧倒的コスパなジェネリックMX ERGOのProtoArc EM01 NLをレビューしていきました。

正直、あまり聞いたことのないメーカー+かなり安かったのでクオリティには期待していなかったのですが、

これはかなり良いマウスです。

3デバイスとペアリング可能でクリック音も静か、DPIも細かく調整できるので機能面でいえばMX ERGOを圧倒しているのではないでしょうか。

ボールが取り出しにくかったり、ホイールの左右チルトが無かったりもしますが、許容範囲内というかメリットの方が大きい印象です。

トラックボールマウス使ってみたいけどどれ買えばいいか分からない人や、

MX ERGO欲しいけど高すぎて手が届かない人はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?

以上、NFR(@NFRlog)でした。

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この記事を書いた人

本業はWEBエンジニア
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