こんにちは、Nao(@NFRlog)です。
今回は、SOUNDPEATSの最新ヘッドホン、Space Proをご紹介します。
SOUNDPEATS Space Proは、前モデルのSOUNDPEATS Spaceからドライバーやノイズキャンセリング、バッテリー性能が進化したモデルで、
かなりコスパに優れていると思います。

ヘッドホンデビューしたい人におすすめの1台です!
本記事では、性能や音質を詳しくレビューし、前モデルのSOUNDPEATS Spaceとの比較も交えて解説します。
SOUNDPEATS Space Pro 概要
スペック
タイプ | オーバーイヤー型ワイヤレスヘッドホン |
---|---|
ドライバー | 40mm + 10mm 同軸デュアルダイナミックドライバー |
重量 | 282g |
サイズ | 約170mm(幅)× 190mm(高さ)× 80mm(奥行、折り畳み時) |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC(ハイレゾオーディオ対応) |
バッテリー持続時間 | 最大151時間(ANCオフ)、約70時間(ANCオン) |
充電時間 | 約2.5時間(USB-C) |
急速充電 | 5分充電で4時間再生 |
接続機能 | マルチポイント接続(2台同時接続)、低遅延ゲームモード(65ms) |
アプリ対応 | EQカスタマイズ、ANCモード、ゲームモード対応 |
その他機能 | ハイブリッドANC(最大-47dB)、折り畳み式デザイン |
外観
外箱


付属品


- SOUNDPEATS Space Pro本体
- 説明書類
- USB-CtoCケーブル
- 3.5mmミニプラグケーブル
- 収納ポーチ


ハウジング部分はシボ加工されていてぱっと見合皮みたいで高級感ありますね。
カラーバリエーションはブラック/ベージュの2種類、今回はブラックです。




側面には操作ボタンとイヤホンジャック、USBポートが付いています。
音量(+/マイナス)、電源、イヤホンジャックはR、ANC切り替え、USBポートはLに付いています。




イヤーパッドはグレーで、結構ふかふかなクッション性でした。
装着感はゆったり系で耳が痛くならず快適でした。
圧の強いヘッドホンだと頭が痛くなるタイプなのですが、SOUNDPEATS Space Proはずっと装着していられるレベルですね。
また、内側にはL/Rが印字されてるのでかなり分かりやすいです。


ヘッドバンドもイヤーパッドと同じ素材でふかふか。
また、スライダーは段階式で引き延ばし可能です。


収納ポーチはベロア素材で、ヘッドホンを入れても結構余裕がありました。
性能チェック
ハイレゾ音質とデュアルドライバー
SOUNDPEATS Space Proは、40mmと10mmの同軸デュアルドライバーを搭載しています。
低中音域を40mm、高音域を10mmという感じに役割を分担しているおかげでクリアでパワフルなサウンドを実現。



大きなドライバーのおかげで低音の迫力は特に素晴らしいですね!
また、LDAC対応なので、ハイレゾ音源(最大96kHz/24bit)のストリーミングが可能です。
※マルチポイント接続をONにするとLDAC非対応になるので注意
驚異のバッテリーとノイキャン/外音取り込み機能
最大151時間のバッテリー持続時間は、ANCオフ時でトップクラスの性能です。
ANCオンでも約70時間の再生が可能で、5分の急速充電で4時間使用できるのもかなり嬉しいポイント。
※AACコーデック、音量60%、通常モード、ANC OFFの場合
ANCは最大-47dBのノイズ低減を実現し、低周波ノイズをカットしてくれます。
電車や空調のモーターの音量がスッと静かになりつつ、ANCにありがちな耳がこもった感じも少ないので使っていてストレスが無いですね。
外音取り込み機能も十分使えるレベルで、話し声はしっかり聞こえてきました。
他のレビューだと使い物にならないとか書いてありましたが、ファームウェアのアップデートで改良されたのかな?
快適な接続性とアプリ対応
Bluetooth 5.4による安定した接続で、マルチポイント接続機能も搭載しています。。
スマホとPCなどの同時接続が可能で、シームレスな切り替えが可能。
専用アプリでは、イコライザーや各モードの切り替えが可能です。
搭載されているモードは、ゲームモードとムービーモードの2種類。
ゲームモードは77msの低遅延を実現していますが、ゲームによっては違和感を感じるかもしれません。
音ゲーなどやるならぜひ有線接続で。
ムービーモードはより空間が広がった感じがありますが、残響感も増えるので少しこもった感じに聴こえてしまいました。
モード名の通り映画とか見るならONにしても良いと思います。
音質チェック


全体的なインプレッション
SOUNDPEATS Space Proは、低音のアタックが力強く、全体的に暖色よりのパワフルサウンドですね。
低音強め、中音控えめ、高音普通って感じ。
モニターヘッドホンと聴き比べると着色されてる感がある、所謂リスニングヘッドホンに分類されるヘッドホンです。



SOUNDPEATSのイヤホンはクッキリハッキリなドンシャリサウンドだったので、いつもと違いちょっとびっくりしました!
また、ヘッドホンという事もあり迫力や空気感をしっかりと感じる事ができました。
頭の中にズンズン響く低音や、細かなディテールなど素晴らしいですね。
高音もガンガン主張してくるわけでは無いですが、埋もれることなく鳴ってくれています。
残念だったのは中音、特にボーカルが1歩後ろで鳴っていてやや埋もれてしまっている事。
低音に食われているのかぼんやりした印象を受けました。
音の広がりはそこまで広くない印象で、耳の近くでズンズン鳴ってる感じですね。
低音の圧を感じるEDMやバンドサウンド、
空気感、残響感があるので、クラシックも結構おすすめです。
低音
低音はパンチがあり、分厚いサウンドが楽しめますね。
EDM(特にダブステやドラムンベースなど)や低音バキバキのバンドサウンドだとより迫力が出て気持ちいいです。
残響感はありますが、ブーミーな感じは無いように思えますが、曲のmixが低音を厚く盛っている場合はモコモコした感じが強く出てしまうかも。
映画やゲームでも低音の素晴らしさは健在で、爆発シーンなどはその場の空気感すら伝わってくるように思えます。
中音
中音はやや埋もれ気味で女性ボーカルは1歩下がった位置で鳴っている感がありました。



低音に食われて中音が弱く聴こえてしまうのかなぁ…
歪んだギターは良い雰囲気ですが、カラッとしたクランチサウンドだとこもり感もあって気持ち良さ半減…
もう少し明瞭感があって1歩前に出たサウンドだったら良かったかなという印象です。
高音
高音は比較的明るく、シャープでありながら耳に刺さらない滑らかなサウンドで、
中音と違い明瞭感のあるハッキリした音に感じました。
10mmドライバーのおかげか、シンバルなどの音もしっかり聴こえてきます。
ストリングス系などはキラキラ系では無く、そつなく鳴らしている感じがありますね。
良く言えばシンプルで邪魔しない音、悪く言えば地味な音ってところでしょうか。
SOUNDPEATS Spaceとの比較
前モデルのSOUNDPEATS Spaceは、単一の40mmドライバーを搭載しています。
Space Proはデュアルドライバー(40mm+10mm)なので、高音の明瞭度と音の分離が向上しているようですね。
ANC性能もSpaceの-35dBに対し、Space Proは-47dB、
バッテリーはSpaceの123時間に対し、Space Proは151時間と強化されています。
まとめ


今回はLDAC対応のハイレゾ音質と151時間の驚異的なバッテリー寿命が魅力のヘッドホン、SOUNDPEATS Space Proをレビューしました。
デュアルドライバーによる迫力ある音質と-47dBの強力なANCは、この値段からするとかなり魅力に感じますね。
ボーカルなど中音域は弱めで明瞭感も薄い印象ですが、低音の厚みはやはり素晴らしいと思いました。
あと装着感の良さも最高、ふかふかイヤーパッドはぜひ体験してほしいです。



アンダー9,000円でこのクオリティならアリだと思います!
外でも使えるお手頃ヘッドホンが欲しい人はぜひチェックしてみてください。
以上、Nao(@NFRlog)でした。